どうも、あそびばです。
今回は失敗しないPSBの培養方法について、私が実際に撮影した画像付きで解説していきます。
あなたがこの記事を見ていると言うことは、きっとPSBの培養方法について気になっているのでしょう。
このような感じで、私も以前は悩みまくっていました。
ですが、そんな悩みを抱えているのは私だけではないと考え、絶対失敗しないPSB培養のマニュアルを作ることにしました。
- PSBの基礎知識が分かる!
- 失敗しないPSBの培養方法が分かる!
- PSBの活用方法が分かる!
それでは早速解説していきましょう!
PSB(光合成細菌)の基礎知識
「PSBはメダカの稚魚に良い!」ってよく聞くけど、そもそもPSBって一体何なの?
そんな疑問を抱いた方もいらっしゃると思います。
と言っても、そこまでして調べようとも思わないのが人間ってものなので、私が簡単にまとめさせて頂きます。
PSBとは、紅色無硫黄細菌(Purple Non Sulfur Bacterla)の略で、それら細菌の総称が光合成細菌と言われているものになります。
光合成細菌自体は身の回りに普通に存在していて、田んぼや湖や沼、河川は当然ながら、排水溝にまで、水があって有機物がある場所ならどこにでも存在しています。
また、アンモニアや硫化水素、低級脂肪酸などの悪臭成分を分解する効果があるのが特徴です。
そして、光合成細菌に含まれるビタミンB12は、メダカの稚魚の餌となるミジンコ等の微生物を増殖させるのに必要不可欠な成分となっているのです!
このように、光合成細菌自体がメダカの稚魚の餌となる訳ではなく、PSBを餌として増殖したミジンコ等の微生物をメダカの稚魚が餌としているのです。
PSB(光合成細菌)は投入する事で、水質浄化もしつつメダカの稚魚の餌となる微生物も増やせる素晴らしい細菌です。
ちょっとばかし長くなってしまいましたが、これがPSB(光合成細菌)の詳細と効能になります。
PSBを入れるなぜメダカの稚魚の生存率が上がるのか分かって頂けましたね?
そんなPSBを培養しない手はありません!!
絶対失敗しない!PSBの培養マニュアル
それではお待ちかねの、PSB培養方法を教えていきます!
私が言う通りにやれば、99%の確率で上手く行きます!
99%なんてほぼ100%なんでね・・・絶対失敗しないって事でw
なぜ99%と書いたのか?ですが、世の中に100%の成功なんて無いからです。100%失敗する方法はありますけどね。
それでは、いってみましょう!
PSB培養STEP1:必要な物を用意する
- 濃縮PSB(種水)
- 洗浄済の500ml空ペットボトル
- 100均で買えるロート(漏斗)
今回はPSB培養初心者向けで、PSBの種水がそこまでないと思うので、500mlペットボトルを用意してくださいとしています。
PSBいっぱい作れてる人なら、この記事なんて見ないでしょうからねw
そして、ロートはペットボトルにPSB培養を入れる際にあった方が良いです。
なぜなら、少しでも種水が跳ねて身体や衣服に付着するとマジで臭いからです!
以下の説明では500ml空ペットボトルを例にしておりますが、画像は私が普段培養に使用している4Lペットボトルになります。予めご了承ください。
PSB培養STEP2:500ml空ペットに種水を約半分入れる
次は空のペットボトルの約半分までロートなどを用いてPSBの種水を入れてください。
この時、ピッタリ250ml入れなければならないとか決まりはありません。
本当にザックリ半分で構いません。目分量で構いません。
この種水の量は1/3でも出来ないことはないです。ですが、半分よりも明らかに赤くなるスピードが遅いので、私は毎回半分入れています。
そして、今回の培養が成功したら、量産スピードを上げてやってみましょう。
本当に気にせずドバドバ入れてしまっても大丈夫です。
でも、それだと酸素が入っちゃって雑菌が繁殖して失敗しちゃうんじゃないの?
PSBには酸素は大敵だって聞いたことあるもん。
なんて声が聞こえてきそうですが、そんなの色んな培養方法を実験した事がない人の言い分です。
私は色んな種水の分量から水をドバドバ入れたりゆっくり入れたりして実験を繰り返してきました。
その結果、どのPSBもちゃんと培養出来たので、記事として公開させて頂きます。
もちろん、心配であればゆっくり入れてくれて大丈夫です。
これはあくまでもPSB培養量産に慣れてきた方向けの方法です。
PSB培養STEP3:PSBの餌を必要量入れる
PSB培養に欠かせない餌を投入していきます!
これは順番通りにやる必要はないですが、私は餌の投入を忘れない為に間に挟んでおきます。
あと、ふやしてPSBの場合、餌を投入してから水を入れると、勝手に撹拌されるのでそうしてます。
ふやしてPSBの場合:500mlペットボトルに対して1プッシュ入れる
こんな感じで1プッシュすれば大丈夫です。
心配だったら2プッシュくらいすれば大丈夫ですね。
1プッシュ=約1ml程度と覚えておきましょう。
エビオス錠の場合:500mlペットボトルに対して1粒入れる
500ml分であれば1粒、心配なら2粒も入れれば大丈夫です。
何よりも覚えやすいですよね!
画像の場合は量産しているので沢山出して、焼酎ペットボトルの容量が4.2Lなので、9~10粒程度入れています。
私的にはふやしてPSBが好きです。
なぜなら、投入してすぐに撹拌出来るし、沈殿物が少ないからです。
ただし、価格が高いです。
対してエビオス錠は価格は安いです!コスパ最強!!
ですが、投入してもすぐには溶けないし、沈殿物がすごく出ます。
PSB培養STEP4:水道水を満杯になるまで入れる
さて、いよいよ最終段階です。
見てわかる通り、私の場合は慣れているのでドバドバ水入れていきます。
カルキ抜きせずにドバドバ水道水を投入していきます!
溢れた水もすっごく臭いので注意しましょうね。
500mlの場合は蛇口に近づけて入れれば、ロートも不要だと思います。
私の場合は満杯の状態で蓋をしていますが、膨張するおそれがあるので、容器を少し押した状態で締めるといいですよ。
また、多少空気が入っていた方が撹拌する際に楽です。
大丈夫です。多少の空気が入ったところで失敗はしません。
PSB培養STEP5:使用した道具を洗浄して乾燥させる
これもまた重要な工程ですね。
使用したロート等は雑菌の繁殖を防ぐ為に必ず洗浄して乾燥させましょう。
私は基本的に屋内で保管しています。
ホースも使用するのであれば、ホームセンターで売っている透明のホースを短く切って、使用したら乾燥させましょう。
カビみたいなのが生えたら使用中止するみたいな感じで。
カビが生えた状態で使用すれば、PSB容器内にカビが発生します。
PSB培養STEP6:3日~7日(1週間)おきに撹拌する
PSBを培養する為には欠かせない手順です。
ふやしてPSBの場合は餌が液体なのと、そこまで沈殿物もないので1週間に1回程度ペットボトルをフリフリして撹拌すれば大丈夫です。
また、エビオス錠の場合は、餌が固形(溶ければ粉状)で沈殿しやすいので、3日に1回程度の撹拌をした方が良いですね。
土曜日か日曜日に撹拌して水曜日にまた撹拌みたいなペース、ルーティーンで。
もちろん、毎日撹拌出来るならそれが理想ですね。
そして、春先なら2~3週間、夏場なら1週間程度で種水と同じくらい赤くなったら……
濃縮PSBの完成です!!
おめでとうございます!!
補足:平磯めだか流!PSB沈殿物の使い道
先程、エビオス錠の場合は沈殿物が多く出ると言いました。
そしてその沈殿物は消えることがなく、エビオス錠を投入すればするほど増えていきます。
なので私は、PSB培養の際は撹拌せずに、上澄み液のみを培養に使用します。
底に残った沈殿物は上の画像のように空いているバケツ等に貯めておきます。
そして、この沢山貯まったPSBの沈殿物は液肥として野菜達に与えています。
というか、PSBってもともと野菜を育てる為に使われ始めたのが最初ですからね。
PSB自体アミノ酸が豊富に含まれており、それらアミノ酸は植物の栄養になるのはもちろんのこと、病気にかかりにくくなる効果もあるとされています。
2023年秋頃から自然栽培の家庭菜園を立ち上げました。
自然栽培(自然農法)は無肥料無農薬無添加が基本なので、PSBの投入は終了しました。
PSB培養が成功したらバンバン使いましょう!
私がPSB培養の初期に陥っていたのが、PSB全滅するのでは?恐怖症です。
今は順調に増えているけど、何かのキッカケで全滅するのでは?
いざ培養に失敗した時の為にも、今は使わずにとっておいたほうが良いのではないか?
なんてバカげたことを真面目に考えておりました。
本当に愚かな考えでした。
今なら言えますが、やり方さえ間違えなければPSBは簡単に培養出来るし失敗しないんですよ!
PSBは使用してこそ意味があるのです!
あなたは何のためにPSBを培養しているのですか?
あなたが大切に育てているメダカ達に良質な栄養を与える為に培養しているのですよね?
そこを見失ってはいけません。
それでは、今回の内容をまとめましょう
- PSB培養で絶対失敗しない方法は清潔を保つこと
- PSBはメダカの育成にはもちろん植物の液肥としても使える
- PSBを作ったらバンバン使っていくべし!
あなたもPSBを大量に量産して大量に消費してくださいね!
それでは。
PSBって高いよなぁ。
これ買うのは良いけど、増えなかったらどうしよう。
空気が入ると失敗するってどれくらい入ると失敗するの?
水道水の塩素(カルキ)で失敗したりするのかな?