植物濾過とは?水槽で育つ具体的な植物について紹介します

植物濾過って何?

物理ろ過とか生物ろ過なら知ってるけど、それだけじゃダメなの?

そこまでに必要性が分からないんだけど

そんな疑問を持ったあなたの為にも、今回は植物濾過についてと、植物濾過があることによってどれだけメリットがあるのかをわかりやすく解説しますよ!

植物濾過を知ると、面倒な水槽の水換えが不要になったりと、とても魅力的な内容なので一読くださいね。

植物濾過とは?植物濾過についてわかり易く解説

植物ろ過とは

植物濾過とは、名前の通り植物で水をろ過することです。

と言っても、それでは簡単すぎるのでもっと詳しく解説していきますね。

ろ過と聞いて有名なものだと、物理ろ過とか生物ろ過がありますね。

物理ろ過は文字通りフィルターを通して目に見えるようなゴミを濾し取って水をキレイにする方法です。

そして生物ろ過は、目に見えないような、魚のフンから発生するアンモニアという毒素を、微生物の力を利用して亜硝酸塩に分解して、更に硝酸塩という毒性の低い物質に変えるろ過方法になります。

植物ろ過の原理

さて、先程の生物ろ過で、最も毒性の低い硝酸塩という物質に変換することが出来ました。

ただいくら毒性が低いとはいえ、硝酸塩もたまりまくれば水生生物にとっては毒になります。

それが増えれば病気の原因になり、最終的には死んでしまうんです。

通常の水槽では、そうならない為に水換えが必須となっております。

ですが植物ろ過を追加すると、その水生生物にとって毒である硝酸塩を、植物が栄養として吸収してくれるのです。

水換え不要の水槽が出来上がる

ということは、水の中には硝酸塩という毒素が無くなるわけですから、結果として水換え不要で水生生物を飼育することが可能になるってことなんですよ。

実際には、水生生物が存在する限り「アンモニア⇒亜硝酸塩⇒硝酸塩」のように、硝酸塩が0になるということはありません。

ですが逆を言うと、硝酸塩があり続ける=植物にとっての栄養があり続けるということ。

硝酸塩があればあるだけ植物が育って、更に植物濾過能力が向上していきます。

植物濾過レベルがMAXになれば、硝酸塩がほぼ検出されない最強水槽に成長させることが出来るんです。

植物濾過にオススメの植物

植物濾過がどれだけすごい濾過装置かを理解して頂けたと思います。

とはいえ、どんな植物で植物濾過をすれば良いか迷っているかもしれませんね。

そんなあなたの為にも、私がオススメの植物について紹介していきますね。

植物濾過にオススメの植物:水草/水生植物

魚を飼育している人なら一度は見たことがある水草類。

水草もれっきとした植物ですから、それを水槽に入れるだけで硝酸塩を栄養として吸収してくれます。

代表的な水草と言えば、金魚藻として知られるカモンバだったり、アナカリス(オオカナダモ)などがありますね。

浮草で言えば、ホテイ草なんかが超有名ですよね!

それ以外に近年メダカ飼育で導入してる人も多い、アマゾンフロッグピットという小型の浮草も植物濾過として使えますよ。

植物濾過にオススメの植物:観葉植物

観葉植物と聞くと、リビングとかに大きな鉢植えに植えられてるイメージがありますよね?

ですが、ここで言う観葉植物とは、百均等で売ってる小さなもので大丈夫です。

具体例を上げると、ミリオンバンブーやガジュマル、フィロデンドロンにテーブルヤシ等がありますね。

水槽であれば、引っ掛けるタイプのかごが百均に売っているので、それを水槽の壁にかけます。

そこにハイドロボールという、これまた百均で手に入るろ材にもなる焼いた土を半分敷きます。

そこに先程紹介した観葉植物達を植え付けて、隙間をハイドロボールで埋めたら完成です。

簡単でしょ?

植物濾過にオススメの植物:野菜

あなたは水耕栽培という言葉を知っていますか?

念の為説明すると、栄養を添加した水で野菜を育てる方法です。

今回の場合、魚のフンから栄養が生成されるので不要です。

ただですね、魚を育てて野菜も育てるのは植物濾過でもあるのですが、別の名前になるんです。

それが「アクアポニックス」というものです。

アクアポニックスについて説明すると長くなってしまうので、別の記事で説明することにしますね。

植物濾過を制するものは水を制する

さて、ここまで見たら植物濾過の重要性が十分にわかっていただけたと思います。

私自身、この物理ろ過/生物ろ過/植物濾過を駆使して水換え不要の水槽を作り上げています。

水換えがなくなると魚の飼育が本当に楽になりますよ。

それだけでも腰が痛くなくなったりしますし、何より水槽を見て楽しめるものに植物が追加されるんで楽しみが2倍になりますw

そこに野菜を植えたなら、日々の食卓の彩りに追加することも可能です。

ですから、植物濾過の可能性って無限大なんですよ!

あなたもぜひ、植物濾過装置を導入してみてはいかがですか?

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